結婚式での着物の種類とマナー
親族や友人の結婚式。着物を着ているゲストはとても華やかで素敵ですよね♪結婚式では一口に着物といっても、新郎新婦から見た続柄や年齢等で着るべき着物は異なります。今回はあなたの立場に合わせた着物をご紹介します。
①振袖(ふりそで)は未婚女性のみが着用を許された着物
結婚式 着物 振袖
結婚式 着物 振袖
出典:
http://www.furisode-girls.com/
対象者
◆未婚の親族、友人、同僚
振袖とは、その名の通り袖が振れるほど長い着物のこと。成人式や結婚式で着られる格式の高い着物です。また、振袖は未婚の女性のみが着用を許されているというのも大きな特徴。振袖=若い人が着る着物とイメージを持っている人も多いかもしれませんが、未婚であれば30代でも40代でも着てOKです!
②訪問着(ほうもんぎ)は既婚者、未婚者、どちらでも着られる万能着物♪
結婚式 着物 訪問着
結婚式 着物 訪問着
出典:
http://item.rakuten.co.jp/
対象者
◆既婚の親族、友人、同僚
◆未婚だが年齢的に振袖はちょっと・・・と悩んでいる親族、友人、同僚
訪問着は振袖と違い、袖が短くなっています。また、柄は全てがひと続きになるように作られているのが特徴です。お茶会や観劇などに行く際着用されることが多いのですが、訪問着にひとつ紋を付けると結婚式にふさわしい格の高い準礼服になります。ただ最近は紋を省略して出席するゲストも多くなってきたそう。新郎新婦から見てあなたが友人や同僚の場合は紋を省略しても問題ないでしょう。親族の場合は紋が入っているのが望ましいですが、年齢的にまだ若い場合は省略してもいいかもしれません。また、訪問着は未婚、既婚を問わないので「結婚はしていないけど、年齢的に振袖を着るのはちょっと・・・」と思っている人にもぴったりの着物です!
結婚式に振袖・訪問着を着ていく際のマナーと注意事項
振袖・訪問着を着ていく際は以下のことに注意しましょう☆
①新婦が和装を着用する場合、色味が被らないようにする
②おめでたい柄を選ぶ
参考:
【あなたはいくつ知ってる?】着物の柄に込められた素敵な意味♡
③控えめな色を選ぶ
③黒留袖(くろとめそで)は既婚者のみが着られる最も格式高い着物
結婚式 着物 留袖
結婚式 着物 留袖
出典:
http://item.rakuten.co.jp/
対象者
◆既婚の親族
こちらの着物は結婚式で新郎新婦のお母さんが着ているイメージが強いかもしれませんね。黒留袖は既婚女性が着る着物で最も格式が高いとされ、結婚式での第一礼装と言われています。五つの紋が入っており、裾の部分にのみ模様が入っているのが特徴です。既婚であり、かつ新郎新婦の親族にあたる人にぴったりな着物です。
④色留袖(いろとめそで)は未婚の親族や若い既婚の親族におすすめ
結婚式 着物 色留袖
結婚式 着物 色留袖
出典:
https://kyoto-kashiisyo.jp
対象者
◆未婚の親族
◆既婚だが年齢が若く「黒留袖は渋い」と感じる親族
色留袖とは、黒以外の色味をあしらった留袖のことを指します。紋を三つ入れることで、準礼服として結婚式にふさわしい着物となります。黒留袖の次に格が高いので、まだ結婚していない親族に適しています。また、結婚していてもまだ年齢が若く「黒留袖はちょっと渋すぎるかな・・・」と思う女性にもおすすめ!
結婚式に留袖を着ていく際のマナーと注意事項
留袖を着ていく際は以下のことに注意しましょう☆
①両家で格を揃える
例えば新郎側は第一礼装である黒留袖、新婦側は準礼服である色留袖を着てしまうと、両家で格の差が出てしまいます。結婚式では集合写真など一生残るものも多くあるので、特に新郎新婦の母親は格を揃えるようにしましょう。
②年齢に応じた柄を選ぶ
留袖には様々な柄があり、豪華なものから落ち着いたものまで幅広くあります。基本的に若い人は華やかなものを、年齢が上の人は控えめなものを選ぶようにしましょう。
③色留袖の場合は、新婦の和装と色味が被らないようにする
今回は立場に応じた結婚式での着物の種類とマナーについてお伝えしました。しっかりとマナーを守って是非結婚式に着物を着てみてくださいね♪